大和高原の石仏２

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石楠花（室生寺）

大和高原は全般に交通の便が悪く、バスの便も少ない。観光の要素もほとんどなく、静かな素朴な山村である。

　バスと徒歩で、石仏をめぐるには、バスの時刻と石仏の場所をしっかり調べて行く必要がある。案内板もほとんどない。だからこそ、秘境めいた素朴な風土を味わわせてくれる。このページの石仏もそのような所にある。

　しかし、最近は名阪国道も開通し、広域農道など道路も整備され、自動車で、石仏をめぐるには便利になった。ほとんどの石仏が車で目前まで行ける。

南田原地蔵石仏

天理市東地区、奈良市田原・米谷の石仏　


福住阿弥陀石仏	米谷不動磨崖仏

　天理市の東、福住地区や奈良市田原地区には、七廻峠地蔵石仏をはじめ、見応えのある石仏が多く、見逃せない。

　田原地区の石仏を除くと名阪国道沿いにあり、車で行くには便利である。米谷不動石仏は五ヶ谷ICで、福住地区の石仏は福住ICで降りる。

　奈良市田原地区は奈良市中心部から車で２０分ほどで行ける茶畑の広がる山里で大安麻呂の墓碑が発見され全国的に知られるようになった。


福住十王石仏	七廻峠地蔵石仏	七廻峠地蔵石仏	泥かけ地蔵	きりつけ地蔵

山添村・奈良市月ヶ瀬の石仏


のど地蔵（弥勒）	的野転び不動	牛ヶ峰大日如来

　布目川沿は鎌倉・室町時代の石仏の宝庫である。特に静かな山里である山添村的野には鎌倉時代の石仏・磨崖仏が４体ある。

布目ダムができたため山添村桐山・腰越付近は大きく風景が変わったが、この付近にも、「のど地蔵」や「牛ヶ峰大日如来」など興味をひく石仏が多い。


牛ヶ峰大日如来	的野阿弥陀	的野地蔵	ほうらく地蔵	峰寺多聞天	峰寺不動