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ホキ石仏
(ホキ石仏第2群)

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臼杵磨崖仏配置図へ

第2龕 
不動明王立像
(持国天?)欠損
観音菩薩立像
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来座像
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像
(勢至菩薩)欠損
(広目天?)欠損
第1龕 
観音菩薩立像
阿弥陀如来座像
勢至菩薩立像
(菩薩形立像?)欠損
(菩薩形立像?)欠損
 
 
 
 
 
  
 
 
 



臼杵石仏(1) ホキ石仏第2龕
 小川にかけた橋を渡り、ゆるやかな坂をあがると最初にみえてくるのがホキ石仏(ホキ石仏第2群)である。
 ホキ石仏は2つの龕に分かれていて、最初の龕は(第2龕)は九品の阿弥陀像である。真ん中の一体の阿弥陀像が座像でその両側に各4体の阿弥陀立像を厚肉彫りする。第2龕の右端には20世紀末の保存修復工事で修復された不動明王立像が配置されている。
不動明王立像
  臼杵石仏を初めて訪れたのは1978年である。1996年に一連の修復工事がほぼ終了し、立派な覆い堂が設けられた。ホキ石仏の不動石仏は修復前はホキ石仏(ホキ石仏第2群)の隅っこに残欠として下に置かれていた。この画像は2012年に訪れた時に撮影したものである。両眼を見開いて垂髪を左に下げ、右手に剣、左手に羂索(欠損)を持った不動明王で豪快さに欠けるが、穏やかな藤原様式の像である。
九体阿弥陀像・観音立像
 像高はそれぞれ1mほどで臼杵石仏群なの中では小さいほうである。中央の一尊が定印を結ぶ座像で他は立像で来迎印または施無畏、与願印と思われる。破損が著しく完全な形をとどめたものはないが、現在修復がすすみ、右側の阿弥陀立像3体や観音菩薩立像は、昔の面影を少し取り戻している。



臼杵石仏(2) ホキ石仏第1龕
 中心となる第1龕に、古園石仏の大日如来とともに臼杵石仏を代表する「阿弥陀三尊像」がある。2つの龕とも末法思想の流行とともに、来世に阿弥陀の浄土に生まれることを願って像像されたものである。

 第1龕の阿弥陀三尊の阿弥陀如来像は像高3m近い、丈六仏で、臼杵石仏の中では最も大きい像である。丸彫りに近いほど厚肉に彫り出され、衣紋や目鼻など、冴えた鑿あとを残し、木彫仏のような鮮やかさをたたえている。丸顔に、伏目という、いわゆる定朝様式の阿弥陀像で、制作年代は11世紀〜12世紀とされているが、肩から胸にかけて逞しく量感があり、厳しい表情とともに平安前期の様式も残す。脇持の観音・勢至菩薩も2mを越える巨像で苦渋を秘めた強い表情が印象的である。

 最初の画像は保存修復工事前の覆堂ができる前の写真で、光が入り、陰影がついて、鑿あとの鋭さがよくわかる。
 
阿弥陀像三尊
観音立像
 
阿弥陀像三尊



堂が迫石仏 山王山石仏 古園石仏 門前石仏