延寿院・円立院・快然の石仏
(近世日向仏師の石仏) |
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禅宗僧で仏師の平賀快然の仁王像も、迫力があり、「松崎観音仁王像」などは石の魅力を生かした作品で、見応えがある。 これらの仁王像を見に行くきっかけは、偶然、昨年12月に手に入れた『前田博仁著「近世日向の仏師たち」鉱脈社刊』という本である。この本で串間延寿院の仁王像(最勝寺跡)の写真を見て、旧千灯寺跡や岩戸寺の仁王像とはまた違った魅力の仁王像を知った。 このだび、宮崎市周辺の延寿院・円立院・快然の仁王像・石仏を見てまわり、江戸時代の庶民の信仰に支えられた江戸時代の修験僧や木喰に代表される廻国僧・遊行僧の彫った仏像の魅力を改めて認識することになった。どうぞ、国東の仁王像とは違った魅力のある延寿院・円立院・快然の仁王像や石仏の造形美をお楽しみください。(廻国僧の円空仏や木喰仏やそれらにつながる石仏の魅力について考察した「謎の石仏」のページ参照) 参照 前田博仁著「近世日向の仏師たち」鉱脈社
2009年12月16日 刊 |