嫁おどし肉付きの面

 
 不定形の石材に、船型の彫り窪みをつくり、中央に大きな竹を彫り出し、向かって右に、般若の面を被って竹藪で嫁を脅かそうとする姑を、左には数珠を持って念仏を唱える嫁を半肉彫りした石像である。鬼の面は恐ろしく、嫁の顔はあどけなく好対照の表現となっている。