Photo Gallery「石仏と野鳥」新版  2024年1月 
 

 
12月 2月



令和6年1月30日 隣町の山にて
ハゼノキのルリビタキ
隣町の山のハゼノキのルリビタキ雄です。この日は枝被りにならない枝によくとまってくれました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



   
令和6年1月29日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
29日に撮影した山の上の池のオシドリです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



       
令和6年1月28日撮影 近くの大きなため池にて
カンムリカイツブリ
 28日にミコアイサとともに撮影したカンムリカイツブリです。この日もカンムリカイツブリは5羽以上いたと思うのですが、何羽いるのか確認できませんでした。
 
 
 
 
 2羽のカンムリカイツブリがしばらく並んで泳いでいて、止まって向き合いました。1羽がエビか小魚のようなものを捕まえました。
 
 捕まえた餌を向かい合ったカンムリカイツブリに与えました。冬で繁殖期ではないのですが、求愛給餌なのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 

 
潜水する瞬間です。
 
水面を滑走するように移動しました。
 



   
令和6年1月28日撮影 近くのため池にて
ミコアイサの採食
ミコアイサは大きなため池の隣の池に3羽いました。大きなため池に比べると近くで撮ることができます。
撮影していた時は気づきませんでしたが、家に帰って見直して見ると1羽のミコアイサが大きな魚を咥えていました。
 
 
 
 
 
魚(鮒?)を咥えたミコアイサは大きすぎて飲み込めず悪戦苦闘していました。
 
 
 
 
 
ミコアイサは魚を咥えたまま飛び出しました。
 
 
 
カイツブリやカンムリカイツブリと同じような水面を滑走すような飛び出しです。
 
 
 
飛び上がり、隣の大きな池に降りると思ったのですが、滑走してそのまま池の端っこに移動しました。
 
魚を飲み込みました。



      
令和6年1月26日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
 26日も山の上の池でオシドリを撮影していました。29日の時と同じく池の真ん中にいたオシドリが飛び出し、木々に覆われた岸近くの水面に飛び降りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



   
令和6年1月25日 近くの川にて
オカヨシガモ
 近くの河川に行きました。カワアイサが入った冬もあるので、期待して来たのですが、カワアイサどころか、毎年、数え切れないほどやって来るヒドリガモもあまり見られません。カワアイサ以外にヒドリガモの群れにたまに混ざっているアメリカヒドリもねらいだったのですが、期待できそうにもないです。
 あきらめて引き上げようとした時、オカヨシガモのつがいを見つけました。数年ぶりに、この川で見たオカヨシガモです。
オカヨシガモの雄(右)と雌(左)です。撮影した時は左のカモはマガモ♀と思っていました。
 
オカヨシガモの雄と雌はこの後、別れました。
 
 マガモの雌と思われたカモにカメラを向けてみると、頭部の色合いがマガモに比べると薄く、次列風切の先が白いのでオカヨシガモ♀とわかりました。
 
 
 
 
 
オカヨシガモの雄です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 




令和6年1月23日 近くの広い公園にて
ルリビタキ・ジョウビタキ
 毎年この公園ではルリビタキを撮影しています。去年の末からルリビタキを撮ろうと何回か来ていたのですが、ルリビタキを見ることができませんでした。今日ようやく撮影できました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ルリビタキを撮影しているとジョウビタキがやって来て、ルリビタキを追い出しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この後、ジョウビタキか飛び去りました。
 
ルリビタキが戻って来ました。
 
 
 
ジョウビタキ♀は暗い藪の中にいました。写真編集ソフトで露出補正した画像です。
 



 
     
令和6年1月22日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
 山の上の2か所の池のオシドリは最近はなかなか姿を見せません。どうにかみられる池のオシドリも、池の真ん中に出てきたり、飛び移ったりすることはなく、対岸の岸に沿って隠れるように泳ぐのを見られるぐらいです。この日も岸沿いを泳いでいまし。光線の具合がよくキャッチライトの入ったオシドリの写真が撮れました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



       
令和6年1月20日撮影 近くの大きなため池にて
ハジロカイツブリ・ミコアイサ・カンムリカイツブリ
 20日は近くの大きなため池に行きました。この日は天気が悪く、カモ類やカイツブリ類がいる水面は灰色で、青空や池畔の木々が写った水面が見られませんでした。
 ハジロカイツブリは最近は大きなため池の隣のため池にいたのですが、今日は大きなため池にいました。隣の池にいたハジロカイツブリは若鳥なのか虹彩は橙色っぽいかったですが、このハジロカイツブリは鮮やかな赤でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ミコアイサは池の真ん中にいて近づいてくれません。遠くてピントが合わないためか、曇天のためか、はっきりとキャッチライトが入ったミコアイサの写真は撮れませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 カンムリカイツブリは5羽以上いたと思うのですが、池のあちこちにいて、直ぐに潜って移動するので、何羽いるのか確認できませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



   
令和6年1月19日撮影 地元の山の中のため池にて
オシドリ
 地元ではオシドリは山の上の2カ所の池以外に山の中につくられたため池にもいます。今年はこの池のオシドリは例年に比べると数は少なくなく、池の奥にいてよい写真は撮れません。この日はわりと近くにいたのですが、岸に飛び移った1羽を除いて倒木の影に隠れるように群がっていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



令和6年1月17日 隣町の山にて
ハゼノキのルリビタキ・メジロ・エナガ
 隣町の山のハゼノキのルリビタキです。最近は雌しか撮影していなかったのですが、今日は10日ぶりに雄も撮影できました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
メジロもよくハゼノキで見かけます。今日のメジロはハゼノキの実を咥えていました。
 
 
 
 
 
ハゼノキにはエナガが群がっているのがよく見られます。
 
ハイキング道沿いのハゼノキで青空を背景に、ハゼノキの実を食べるエナガです。
 
同じハゼノキにとまったルリビタキ♀です。
 
ルリビタキ♂がいたハゼノキにはルリビタキ♀もいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



令和6年1月16日 少し遠くの大きなため池と古墳の堀にて
ヘラサギ・アトリ・カンムリカイツブリ・ミコアイサ
 この池でヘラサギを撮影したのは9年ぶりです。この日は池の岸近くで食事中で、数メートルまで近づいても逃げようとせず、のんびりと食事とともに羽繕いをしていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
池畔のナンキンハゼに6羽のアトリがいました。
 
 
 
 
 
 
 
池の近くの大きな古墳の堀にはカンムリカイツブリがいました。
 
 
 
別の古墳の堀にはミコアイサがいました。
 



令和6年1月15日 地元の山の上の池にて
オシドリ
 8日にオシドリを撮影した地元の山の上の池に行きました。8日に比べて数は少なかったですがオシドリがいました。樹木に覆われた対岸にいて、時々、1羽、2羽と岸に沿って泳いでいました。
岸近くを泳いでいた1羽が突然、羽ばたきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4羽のオシドリが飛び出し池の真ん中に降りました。
 
4羽のオシドリはこちら側の岸まで泳いできて水面を覆う木の下に隠れました。
 
こちらの岸のオシドリの2羽が木の下から水面に出て、飛び立ち対岸に戻りました。
 



令和6年1月15日撮影 近くの大きなため池にて
カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ
 15日は地元の山の池でオシドリを撮影した後、近くの大きなため池に行きました。その時撮影したカンムリカイツブリとハジロカイツブリです。
 大きなため池には5羽以上のカンムリカイツブリがいました。広いため池に散らばっていて、よく潜って移動するので何羽いるのか確認できませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この日もハジロカイツブリが大きなため池の隣のため池にいました。
 



令和6年1月14日 隣町の山にて
コゲラ・ルリビタキ♀
 ハゼノキにはルリビタキ以外にメジロ・エナガ・コゲラなど様々な鳥がハゼノキの実を目当てにやって来ます。この日撮影したコゲラ♂は頭の赤い部分がはっきりと見られます。
 
 
 
2日前と同じくルリビタキは雄は見られず、雌だけでした。
 
 
 
頭を傾けてハゼの実を食べています。
 
 
 
 
 



令和6年1月12日撮影 隣町の山にて
エナガ・ルリビタキ♀
 隣町の山のハゼノキのルリビタキを撮影に行きました。いつもルリビタキのいるハゼノキはエナガの群れが占領していました。
 
エナガの群れに混ざってルリビタキ♀がいたのですが、ピンボケ気味の写真しか取れませんでした。
 
 隣町の山で毎年ルリビタキを撮影しているポイントが他に2ヶ所あり、12月にアオゲラやルリビタキ♀を撮ったポイント、そしてもう1か所が過去にベニマシコやカヤクグリなどをよく撮影していた谷沿いポイントです。この冬は何回も来ているのですが、まだこのポイントではまともにシャッターを切ったことがありませんでした。この日ようやく、谷沿いのハゼノキでルリビタキ♀を撮影しました。
 
近くてセ撮影できたのですが、逆光の空抜けでした。
 
 
 
 
 



令和6年1月11日撮影 近くのため池にて
ハジロカイツブリ・カンムリカイツブリ
この日もハジロカイツブリが大きなため池の隣のため池にいました。
 
 
 
 
 
 
 
 大きなため池には数羽のカンムリカイツブリがいます。広いため池に散らばっていて、よく潜って移動するので何羽いるのか確認できませんでした。
 
カンムリカイツブリの近くに多くのカワウがいました。
 
 
 



令和6年1月11日 近くのため池にて
ミコアイサ
 大きなため池のミコアイサは数が増えて20羽ほどになっていました。ただ、池の真ん中にいて遠くキャッチライトの入った写真はなかなか撮れません。なんとかキャッチライトを撮れた写真は最初はこれ1枚でした。
 
 池の周遊道を歩いて隣接する小さな池に行くと、1羽のミコアイサが近くにいてバッチリとキャッチライトの入った写真が撮れました。
 
突然、飛び立ちました。
 
このまま大きな池の真ん中まで飛んでいってミコアイサの群れに合流しました。
 
ミコアイサの群れを撮ることができました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 



令和6年1月8日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
 山の上の公園から山の上の池に向かいました。山の上には大きな池が2つあって、1つはいつもオシドリを撮影している池です。この池は岸が高く、橋の上からの撮影になり、上から見下ろすようなオシドリの写真になります。この日、オシドリを撮影した池は岸と水面はあまり差はなく、低い位置からオシドリを撮影できます。ただ いつもオシドリがいるわけでなく、オシドリを撮影できる機会は少ないです。今日はたくさんのオシドリがいて近くで撮影できました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



令和6年1月8日撮影 隣町の山の上の公園にて
シメ
 公園の桜園のはずれの荒れ地の葉の落とした木にシメがいました。しばらく動かずじっとしていたのですが、枝が多く枝被りの写真しか取れませんでした。
 
この後、飛び去ってしまいました。
 
 5分ほど待っていると別のシメが現れました。今度は枝被りのないところら止まりました。芋虫のようなものを咥えています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
よく見ると写していたシメの右上にもう1羽いました。
 



令和6年1月7日撮影 隣町の山と地元の山のため池にて
ルリビタキ・オシドリ
隣町の山のハゼノキのルリビタキです。枝がたくさんあり、枝被りの写真しか撮れませんでした。
 
ハゼノキの実を咥えています。
 
 隣町の山へ行く途中にオシドリのいる地元のため池があり、行きと帰りに寄りました。最初の3枚は行きに撮ったオシドリです。
 
 
 
 
 
帰りに撮影したオシドリです。
 
 
 
 
 
 
 



令和6年1月6日 近く丘陵地帯の小さな公園にて
アトリ・オオカワラヒワ・ジョウビタキ
 この公園にはモミジバフウの木がたくさん植えられていて、毎年、冬になればモミジバフウの木にアトリやカワラヒワがモミジバフウの実を求めてやってきます。この日アトリははモミジバフウの高い所でモミジバフウの実を食べていました。枝被りの空抜けの写真しか撮れませんでした。曇り空でアトリの喉から胸の橙色がくすんだ色の写真になりました。青空になるのを待っていたのですが、青空になって写そうとした時、アトリの群は飛び去ってしまいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 カワラヒワの鳴き声が聞こえたので、近くの木を見上げると数羽のカワラヒワがいました。このままこの木の近くのモミジバフウに飛び移ると思ったのですが、どこかへ飛び去ってしまいました。
 
 20分経つと陽がさして来て曇り空から青空にかわりました。その時、1羽のカワラヒワがモミジバフウの木にとまりました。
 
 
 
 後で見直してみると頭部は灰色味が強く、3列風切りの羽縁の白色部が太く、カワラヒワでなくオオカワラヒワのようです。
 
 
 
ジョウビタキもいました。
 
 
 
 
 



令和6年1月4日 近くのため池にて
ミコアイサ・ハジロカイツブリ
12月に引き続いて大きなため池には数羽のミコアイサがいます。
 
 
 
大きなため池の隣の小さなため池にもミコアイサが5羽いました。
 
 
 
池の岸の遊歩道を歩く人が近づいてきたので、ミコアイサは飛び立ちました。
 
 
 
 
 
飛び立ったミコアイサは大きなため池に降り立ち、大きなため池にいたミコアイサの群れに合流しました 
 
 
 
 
 
12月の中頃まで大きなため池で見かけたハジロカイツブリが大きなため池の隣のため池にいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



令和6年1月3日 宮崎の田の神(95)(96)
宮崎市の田の神1
(神官型田の神)
 宮崎市は平成の大合併で、近隣の佐土原、田野、高岡の3町を編入合併し、平成18年1月1日、人口約37万人の県都として新たなスタートを切った。旧高岡町は島津領で多数の田の神像が見られる。50体以上の田の神があり、宮崎県ではえびの市につぐ多さである。合併前の宮崎市では、旧生目村地区に田の神像が多くある。生目村は島津領ではないが、隣接する島津領の高岡町などの影響でつくられたと思われる。

 宮崎県の田の神は野尻町のメシゲを笏代わりにした神官型や都城のメシゲと椀を持ち袴をはいた農民型などそれぞれ地域によって特色がある田の神が見られる。この地方ではシキを頭からずらして光背のようにかぶり、中腰で前方に少し曲げ、メシゲとスリコギのような小さな棒を持った農民型の田の神が特色ある田の神である。

 高岡町には高岡五町や浦之名を中心に神官型座像の田の神が多数ある。すべて江戸期のもので、最も古い記年銘は唐崎の田の神の元文二年(1737)である。去川の田の神は腰掛け型の神官型像で様式的にはこの像が高岡町では最も古いと思われる。去川以外の神官型の田の神は台座の上に安座する座像である。

 神官型の田の神も地域的特色がある。高岡町では高岡五町・浦之名を中心に瓜実顔で気品のある顔の田の神で冠の巾子(こじ)を表現した像や烏帽子を被った像が多い。柚木崎、面早流(もさる)、田之平などの田の神がそれである。石祠の中に納められた田の神が多いのも特徴である。「宮崎市の田の神1」は高岡町を中心に宮崎市の神官型の田の神を紹介する。



       
宮崎の田の神 (95) 去川(さるかわ)の田の神
宮崎県宮崎市高岡町内山去川  「享保年間(1716-1736)?」
 国道10号線は宮崎西IC付近から大淀川に沿って山の中に入り、去川の田の神は都城市高崎町や高原町・小林市などに多く見られる腰掛け型の田の神で、両側に振り広げた袖口など衣紋の表現も写実的で、両手を膝の上で輪組みにし、笏をさすようにしている。像高75㎝。腰掛け型の田の神多くは享保年間の作で、この田の神もその頃の作と思われる。
 
               
アクセス
・ 最近までは宮崎駅前から「去川」まではバス路線があったが、廃線となった。最も近いバス停は「赤谷」(「宮崎駅前」より「赤谷」行きバス乗車)でバス停より6.8㎞。バス停までタクシーを手配して乗車。
・ または「宮崎駅前」より「赤谷」「小山田・尾頭」「尾頭」行きバス乗車し「高岡」下車、バス停近くにタクシー営業所。タクシーで9.7㎞。
・ 宮崎駅前よりタクシーで約25㎞。
自動車・ 東九州道「宮崎西」ICより西南西へ約17㎞。



       
宮崎の田の神 (96) 唐崎の田の神
宮崎市高岡町五町唐崎  「年代不明」
 唐崎バス停の東40mの国道10線沿いにある唐崎の田の神は、都城の岩満巣立の田の神を思わせる量感豊かな表現の田の神である。台座の上に安座して両手を膝の上で輪組みする像でこの地方の神官型田の神では大型である。
               
アクセス
・ 最近までは宮崎駅前から「唐崎」まではバス路線があったが、廃線となった。最も近いバス停は「赤谷」(「宮崎駅前」より「赤谷」行きバス乗車)でバス停より4.8㎞。バス停までタクシーを手配して乗車。
・ または「宮崎駅前」より「赤谷」「小山田・尾頭」「尾頭」行きバス乗車し「高岡」下車、バス停近くにタクシー営業所。タクシーで7.7㎞。
・ 宮崎駅前よりタクシーで約23㎞。
自動車・ 東九州道「宮崎西」ICより西へ約15㎞。



       
令和6年1月2日 宮崎の田の神(92)~(94)
宮崎の田の神 (92) 大平落の田の神
宮崎県えびの市原田大平落 「年代不明」
  国道221号線の五日市より1㎞ほど南の大平落の県道沿いの小さな墓地の片隅のコンクリートのお堂にこの田の神が祀られている。すねから下を出してかがみこんだ姿の農民型の田の神である。

 右手にメシゲを持ち左手に椀を持つ、衣服は青と茶色に彩色され、白塗りの顔には目鼻口が稚拙であるがかわいらしく描かれている。足は白く塗られていて、小さな大根のように見える。シキは頭に被らず光背のようになっている。
 
               
アクセス
・JR吉都線「飯野」駅下車、北東へ1.3㎞。駅前にタクシー営業所。
・またはJR吉都線「小林」駅下車。「小林駅」より「京町待合所 」行きバス乗車、「下五日町」下車。南へ800m。
自動車・宮崎道「えびの」ICより東へ8.5㎞。



       
宮崎の田の神 (93) 上上江の田の神
宮崎県えびの市上江118-3 
 JR吉都線「えびの飯野」駅の北西のえびの市上江(うわえ)の民家のそばに鉄筋とコンクリートで作った祠に田に祀られている。像高55㎝の農民型の田の神であるが、風化して彫りはあまり残っていない。現在、顔は白く、目・鼻・口・神は黒に彩色されている。シキと体は茶色がかった紫色で模様がつけられている。化粧した人のセンスの光る田の神である。訪れたときは1月の正月明けの時で、しめ縄が飾られ、花香が供えられていた。
 
               
アクセス
・JR吉都線「飯野」駅下車、北西へ1.3㎞。駅前にタクシー営業所。
・またはJR吉都線「小林」駅下車。「小林駅」より「京町待合所 」行きバス乗車、「えびの市立病院前」下車。南南西へ750m。
自動車・宮崎道「えびの」ICより東へ7.5㎞。



       
宮崎の田の神 (94) 末永の田の神
〒889-4302 宮崎県えびの市末永348-1
 えびの市役所のあるえびの市加久藤より、白鳥温泉へ向かう途中にある末永地区にこの田の神がある。この田の神をモデルにした田の神の絵がえびの市のホームページや高速道路でえびの市を表す標識として使われていて、えびのでは最も知られている田の神である。

 東原田大平落の田の神と同じようにシキを被らず光背のように表現している。右手にメシゲを持ち左手に椀を持つ、シキと衣服は赤と白に見事に彩色されいる。顔は白く彩色され、稚拙であるが可愛いい目鼻とおちょぼ口が印象的である。

 現在、立派な社に祀られているが、毎年、5月4日には社から担ぎ出され、きれいな化粧を施されて、豊作を祈願する田の神祭りが盛大におこなわれる。
 
               
アクセス
・JR吉都線「えびの」駅下車。南東へ2.2㎞。
・またはJR吉都線「飯野」駅下車、西へ4.6㎞。駅前にタクシー営業所。
自動車・宮崎道「えびの」ICより南東へ4㎞。



令和6年1月1日 近江の石仏(3)(4)
近江の石仏(7) 西教寺阿弥陀来迎二十五菩薩石仏
滋賀県大津市坂本5-13-1  「天正12年(1584) 安土桃山時代」
阿弥陀三尊・大自在王菩薩
阿弥陀如来
阿弥陀三尊(勢至・阿弥陀・観音)
大自在王・金剛蔵・虚空像菩薩
宝蔵・徳蔵・衆宝王・勢至菩薩
光明王菩薩
三昧菩薩
宝蔵菩薩
大自在王菩薩
薬上菩薩
 大津市坂本の日吉大社参道から北へ2㎞に天台真盛宗総本山西教寺がある。朝倉氏が帰依した真盛上人が中興した寺で、現在も江戸時代再建の本堂をはじめ豪壮なたたずまいが見せている。その西教寺には、笏谷石製の美しい阿弥陀来迎二十五菩薩石仏がある。

 本堂前方西側の納骨堂の裏側の一段高い石垣の上に、阿弥陀如来を中心に、不動・天部など計27体の石仏が並んでいる。阿弥陀如来に随行し、笙や横笛・琵琶・琴などを奏でる二十五菩薩を軟質な青緑色の笏谷石の特色を生かして精緻に彫った秀作である。

 天正12年(1584)に、近江栗田郡の富田民部進が、幼くして没した息女花清妙蓮童女のため、極楽浄土を願って、造立したもので、その旨を記した刻銘がある。
アクセス
・JR湖西線「比叡山坂本」下車、バスorタクシーor徒歩(北西へ2㎞)。または京阪石山坂本線「坂本比叡山口」下車、バスorタクシーor徒歩(北北西へ1.4㎞)。バスは各駅前より江若交通31系統バスで「西教寺」下車。

自動車 名神高速道路京都東ICから西大津バイパスには入り滋賀里北ランプ北をおり、県道47号線を北へ約3.4㎞。天理教分教会付近の交差点を斜め後方左方向。約170m。



12月 2月