法然上人と親鸞聖人の別れ

 
 方形の自然石の表面を平らにして、下部の一部と縁をを残して上部が花頭窓風になった四角形の彫り窪みをいっぱいにつくり、 法然と親鸞の別れの場面を半肉彫りする。向かって右の像は、袂を風に翻して、別れゆく親鸞で、左の杖を持って立つのは法然である。

 「承元の法難」の結果、法然は土佐へ、親鸞は越後へ流されることになる。ときに法然は75歳、親鸞聖人は35歳、この後、、2人は生涯相まみえることはなかったのである。