Photo Gallery「石仏と野鳥」新版  2025年2月
 

 
1月 3月




令和7年2月25日 奈良市内の石仏(2) 白毫寺の石仏Ⅱ
弥勒石仏
「慶長15(1610)年 江戸初期」
 船型光背を負った像高118㎝の蓮華座の上に立つ半肉彫りの如来像である。右手は肩まで上げて施無畏印、左手は下げて甲を見せて指をのばす印相(触地印)で弥勒仏と考えられる。光背に江戸初期の慶長15(1610)年の年号が刻まれている。



白毫寺門前薬師石仏
 白毫寺の山門の近くの民間の横のブロックでつくった覆堂に安置されている円光背を負った丸彫りの薬師如来像である。右手は肩まで上げて施無畏印、左手で薬壺をかかげる。衣紋等の表現は形式的で、近世の作と考えられる。



東山霊苑前の地蔵石仏
 白毫寺墓地(現在は市営墓地東山霊苑)の入口付近の県道脇に立つ丸彫りの地蔵石仏で、像高は150㎝で下部分は埋まっている。

 右手は下げて与願印を結び、左手で宝珠を持つ古式像である。摩滅が進んでいるが穏やかで引き締まった面相で写実的な衣紋表現が残る。あまり知られていないが鎌倉時代の優れた地蔵石仏である。



       
令和7年2月21日撮影 近くの河川にて
カンムリカイツブリ
 山の上の公園のルリビタキを撮影した帰りに近くの川に寄ってみると、カンムリカイツブリがいました。この川でカンムリカイツブリを見たのは初めてです。



       
令和7年2月21日撮影 地元の山の上の公園の桜園にて
ルリビタキ
久しぶりの地元の山の上の公園のルリビタキです。



             
令和7年2月20日撮影 近くの大きなため池にて
ハヤブサ若鳥
 帰ろうとした時、9日と同じ池畔の林の木にハヤブサ若鳥が休んでいるのを見つけました。20分ほと待って飛び出すところを撮ろうとしたのですが動く気配はありませんでした。小さな枝が邪魔をしてよい写真は撮れませんでした。
 
カンムリカイツブリ
 10日の時と同じように水鳥は少なく広いため池は寂しく閑散とした感じでしたが、よく見ると10日には見かけなかったカンムリカイツブリが2羽いました。2羽とも冬羽から夏羽への移行中のカンムリカイツブリでした。


 
                 
令和7年2月18日 近くの大きな公園にて
カワセミ
 この公園に来た目的はトラツグミとともにカワセミです。年によって、時々、公園の庭園の小さな池にカワセミが来て小さなエビなどを捕まえるのですが、今年もカワセミが姿を見せたことを聞いて訪れました。カワセミは小さな池の岸の木の枝や石にとまって楽しませてくれたのですが、池に飛び込んでエビや小魚を捕まえるところは見ることができませんでした。
 
トラツグミ・ジョウビタキ♀
トラツグミはこの公園では数か所で見られます。この日は先月に2回撮影した所とは違う場所で撮影しました。
 トラツグミから少し離れた場所にはジョウビタキ♀がいました。この後ジョウビタキ♀はトラツグミの近くに飛んでいきました。すると、トラツグミは近くの藪の中に入ってしまいました。



        
令和7年2月17日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
10日にオシドリとともにトモエガモを撮影した池に行きました。トモエガモは見られずオシドリだけでした。



             
令和7年2月16日 近くの大きなため池にて
トモエガモ
 池面はさみしく水鳥の姿はあまり見られませんでした。1月には10羽羽ほどいたカンムリカイツブリは姿を消し、マガモやヨシガモも数を減らし、目立つのはカワウ・オオバンでした。そのような中にトモエガモが雄雌各1羽いました。雄のトモエガモはこの池ではこのシーズン初めてです。
雌もいたのですが、雄からはなれていました。
雄に近づいてきたのはマガモの雌でした。
 
ミサゴ
 目当てだったハヤブサ若鳥はいませんでしたが、ミサゴが池の上空を飛んでいました。池に1回ダイビングしたのですが、撮影できませんでした。



令和7年2月15日 白毫寺の石仏1
奈良市内の石仏(2) 白毫寺の石仏
奈奈良市白毫寺町392
 白毫寺は高円山のふもとにあり、雲亀元年(715)志貴皇子の没後、その地を寺としたのに始まると伝えられ古寺で、鎌倉時代に再興され、閻魔堂や地蔵堂が建てられ、人々に地獄の恐ろしさを教えるとともに、極楽往生のための教えを広げる寺として栄えた。現在でも阿弥陀像や地蔵像とともに閻魔王像や太山王像など冥府に関する諸尊が残っていて、寺の行事として「えんまもうで」もおこなわれている。石仏もそのような信仰に関わるものが多い。

 天然記念物の五色椿が植えられた境内の片隅には南北朝時代の十王地蔵石仏を初め、鎌倉時代の不動石仏や慶長15(1610)年の弥勒石仏・地蔵石仏が並べられている。また、山門前には薬師如来石仏がある。白毫寺の東と南には市営墓地があり、墓地の入り口付近には鎌倉時代の丸彫りの地蔵石仏が立っている。



   
地蔵十王石仏
「南北朝時代」
 
地蔵十王石仏残欠 「鎌倉時代」
 天然記念物の五色椿が植えられた境内の片隅にある十王地蔵石仏は、厚肉彫りの地蔵石仏で左手で宝珠を持ち、右手に錫杖を持たず阿弥陀来迎印を結んだ姿の地蔵像である。

 光背は七条の放射光を刻んだ頭光と、左右に秦広王・初江王・宋帝王・五官王・閻魔王・変成王・泰山王・平等王・都市王・五道転輪王の十王を薄肉彫りした身光の二重円光である。地蔵と阿弥陀の両徳を備えた地蔵を中心に、人が死後、罪の審判を受ける十王を配して、地蔵を拝むことにより、極楽往生を願って造立されたものである。

 白毫寺墓地にあったこの像とほぼ同じ姿・寸法の鎌倉時代の地蔵菩薩の残欠が横に置かれていて、その像を南北朝時代に再建したものがこの十王地蔵石仏と思われる。



不動明王石仏
「鎌倉時代」
 高さ130㎝の花崗岩の石材に、右手に剣、左手に羂索を持つ像高1mの不動明王立像を薄肉彫りしたもので、像の上部の右端が破損している。摩滅もすすみ判然としないが、憤怒相の面容などに鎌倉時代の面影を残す。



    
令和7年2月13日撮影 近くの広い公園にて
ルリビタキ・イカル
 6日と同じようにルリビタキも姿を見せました。6日とおなじルリビタキと思われますが、曇天でとまった場所も悪いため、撮影したルリビタキはくすんだ色になりました。
 遠くの高い木の上にイカルを見つけて撮影しました。大きくトリミングして載せたのですが、証拠写真にしかならないような画像でした。
 
カワセミ
 近くの広い公園でカワセミを撮影しました。6日にカワセミを撮影した同じ場所での撮影です。撮影したカワセミは雌で6日撮影したカワセミ♂とは違いました。


                                
令和7年2月10日 地元の山の上のため池にて
トモエガモとオシドリ
 オシドリを撮影しようと来たのですか、トモエガモを見つけるとオシドリは無視して撮影していました。それでもトモエガモともにオシドリが入った写真が多くありました。
 
トモエガモ
 オシドリのいる山の上の池にいきました。2つある池の南側の池では1月24日にオシドリとともにトモエガモを撮影しました。以降、数回この池をトモエガモを求めて訪れたのですが撮影できたのはオシドリだけでした。この池では昨シーズンまでトモエガモは時々見かけたのですが、数日で抜けてしまいます。今年はもう見られないと思いながら、オシドリを撮ろうと来てみると、トモエガモが雄雌合わせて5羽ほどいました。



        
令和7年2月9日 近くの大きなため池にて
ハヤブサ若鳥
 去年の年末よく撮影していたハヤブサ若鳥を久しぶりに見ました。細かい枝がたくさんある木にとまっていました。雪がちらつく曇天で色彩感のない写真になりました。



    
令和7年2月6日 近くの広い公園にて
ルリビタキ
 歩いていると目の前の地面にルリビタキが姿を見せました。木柵風のフェンスや木の枝に時々とまりながら地面をあちこち移動して楽しませてくれました。
 
カワセミ
 数か月ぶりの近くの広い公園です。最初に撮影したのはカワセミです。よくカワセミを撮影している池の上にある小さな池のある湿地帯にカワセミはいました。小さな池の近くの藪の木の枝にとまっていました。



        
令和7年2月4日撮影 近くの山にて
ルリビタキ♀
 クロジとともに撮影したルリビタキ♀です。滞在していた1時間の間、最初から終わりまで姿を見せたルリビタキ♀です。クロジを撮影していた合間に時々撮影しました。
 
クロジ・シロハラ
 久しぶりに近くの山のコナラの林にクロジを撮影に行きました。行ってみると、目の前にクロジ♂がいました。しばらくすると飛び去ったのですが、20分ほど待っているとクロジ♂が2羽、姿を見せました。
最初に見たクロジ♂は初列風切・次列風切に褐色が残っています。
2回目に姿を見せたクロジ♂です。初列風切・次列風切は灰褐色です。
最初に見たクロジ♂も姿を見せました。
雌は滞在していた50分ほどの間に2回、クロジ♀は姿を見せました。
シロハラが姿を見せるとクロジは逃げてしまいます。



                   
令和7年2月2日撮影 近くの大きなため池にて
カンムリカイツブリ夏羽
7羽ほどいたカンムリカイツブリは冬羽から夏羽に羽移行中のこの1羽だけでした。



                   
令和7年1月30日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
1月30日の山の上の南側の池で撮影したオシドリです。この日は多くのオシドリが姿を見せました。



                   
令和7年2月1日 地元の山にて
オシドリ・イソヒヨドリ♀・トラツグミ
 この日はハイキングコースを歩いて地元の山の上の池にオシドリを撮影に行きました。オシドリは数が少なく、たいした写真は撮れませんでした。そのかわり、池の岸の倒れた竹にとまっていたトラツグミを撮影できました。
高い橋の上からいつも撮影している北の池のオシドリです。
池の近くの公園で撮影したイソヒヨドリ♀です。
 南の池では10羽ほどのオシドリがいつもいる岸近くから一斉に飛び立ったのですが、岸の木々が邪魔して撮れませんでした。その直後、岸辺にいる黒い鳥を見つけてカメラを向けました。撮った後、モニター画面で確かめてみるとトラツグミでした。



1月 3月