玉日姫像

 
 玉日姫は関白九条兼実の娘で、親鸞は師匠法然の勧めによって玉日姫と結婚したと、真宗高田派や佛光寺派では伝えられている。
 親鸞の内室といえば、恵信尼一人を指すことが多い。大正時代西本願寺の蔵から恵信尼が末娘覚信尼に宛てた書簡が発見されて以降は、本願寺ではその存在は否定されてきた。
 2012年春、京都の西岸寺の玉日姫の墓所を発掘調査したところ、骨壷と骨片が発見され、玉日姫説が重視され始めている。玉日姫と恵信尼が同一人物という説もある。