山野五百羅漢
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福岡県嘉穂郡稲築町大字山野若八幡神社境内 鎌倉時代 | ||||||
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山野若八幡神社の丘陵に、砂岩の仁王像・神像・五百羅漢の石仏群がある。現在、約350体ほど残ってる。板碑もありそこに「願主神宮寺座主妙道、文永八年(1271)辛未十二月奉納」とあり、石仏には直接の銘ないが、鎌倉期に妙道という人が、神社に奉納したたものであると推定できる。県の有形民俗文化財に指定されている。 「《筑前続風土記》と《太宰管内志》に『山野村の内に小高き所に石仏一処に多くあり、是を五百羅漢という。いつの此よりか多く失て三百四五十ばかり、是を守る寺なし』と記されている」という(『日本の石仏 九州篇』図書刊行会)。ただ、五百羅漢といっても、女性だと思える像や、神像などがあり、江戸時代の禅宗寺院や天台宗寺院の五百羅漢とあきらかに違っいる。 |
参照文献 | 松岡 史 「北九州の石仏」 ( 『日本の石仏 九州篇』 図書刊行会) |