十輪院魚養塚如来像
本堂の右奥にある御影堂の東隅に魚養塚(うおかいづか)とよばれる小さな塚があり、十輪院の開祖、吉備真備の長男で弘法大師の書道の師とされている朝野宿禰魚養(あさのすくね なかい)とされている。真偽のほどはわからない。
方形古墳状になっていて、北側に横穴式の小さな石室があり内部を覗くと、奥壁に如来像が刻まれている。右手で袈裟の隅を握っているように見え、阿閃如来と考えられる。