2020.3.31 道祖神50体(30) 中堀の道祖神 | ||
長野県安曇野市堀金烏川中堀 「嘉永2(1849)年」 | ||
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2020.3.30 道祖神50体(29) 上堀(曲り戸北木戸)の道祖神 |
長野県安曇野市堀金烏川上堀2060-5 「嘉永2(1849)年」 |
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旧堀金村の堀金烏川上堀の堀金中学校の西に「曲がり戸(まがりっと)」と呼ばれる集落があり、そこには道祖神や二十三夜塔などがまつられた屋根と柵のある立派な屋形が二つある。一つは古い道祖神と思われる2個のかけた石とりっばな文字碑の道祖神がまつられている「曲り戸南木戸」の屋形で、もう一つはこの道祖神と二十三夜塔と庚申塔がある「曲り戸北木戸」の屋形である。 道祖神は屋形の左端にあり、高さ90p、幅100pの花崗岩の自然石に円形の彫りくぼみを穿ち、中に衣冠束帯姿と十二単姿の肩を抱き合い、握手する男女二神を半肉彫りする。男神の巾子と纓、女神の髪の束ねた髪と垂らした髪が左右対称のようになっている安曇野の典型的な双体道祖神である。お互いにやや内側に向いて手を取り合って、手を握るというより重ね合わせている。重ねた手や肩にかけた手の指もしっかりと彫り分けている。「嘉永二酉年正月吉祥日 上堀北村中」と彫りくぼめた円の周りを飾るようにくずし字で刻まれている。 |
2020.3.29 道祖神50体(26) 小室北村の道祖神 |
長野県松本市梓川梓6813 「文久3(1863)年」 |
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旧梓川村の小村地区には7基の道祖神がまつられている。その内6基が文久3(1863)年の造立である。その中で3基が文字碑で残りが双体像である。双体像
は、3基とも優れた像であるが、造形・彫法もそれぞれ異なり同一石工の作ではない。その内の一基は文字碑と組み合わせた(4)小室の道祖神である。もう一基は整った雅な姿の祝言跪座像である。残る一基がこの小室北村の道祖神である。 高さ90pほどの上がややとがった長円形の自然石に長円の彫りくぼみをつくり、その中いっぱいに瓢と盃を持つ男女の神を半肉彫りした祝言像である。女神は十二単姿で、頭上で髪を束ねてから肩先へ長円形の彫りくぼみに沿って垂らし、男神は冠の纓(えい)も長円形にそって表している。基本的には安曇野によく見られる本村西村の道祖神などとおなじ形式の抱擁祝言像であるが、双神とも長身であることや、薄肉彫りであること、男神の冠の纓が短いことなど少し表現は違う。引き締まった若々しい顔つきの道祖神の秀作である。長円形の彫りくぼみの周りに見事なくずし字で「文久三年癸亥八月 小室北村中」と刻む。 |
道祖神50体(27) 中塔の道祖神 |
長野県松本市梓川梓7298 |
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(24)小室北村の道祖神などがある旧梓川村小室から県道25号線(山麓線)を北へ西山の山麓を500m進むと旧三郷村小倉(現在、安曇野市三郷小倉)である。その境の集落が旧梓川村中塔である。中塔の集落の南の山麓線からの分かれ道の山の麓にこの道祖神が立っている。 碑高127pの上部がとがった自然石に将棋の形の彫りくぼみをつくり、その中に向き合って抱き合おうとする男女の神を半肉彫りした像である。顔などが摩滅していて表情がわからないが、女神は右足をあげ、左足を踏み込み込み、今にも男神に飛びつきそうな動きのある姿である。男神は立って女神を迎えようとして、お互いに肩に手をかけ、これからしっかりと抱き合おうとしているかのように見える。男神は烏帽子のようなものをかぶっているが、神官や公家ではなく、愛し合う若い農民の姿のように見えるユニークな道祖神である。 |
道祖神50体(28) 岩原新屋の道祖神 |
長野県安曇野市堀金烏川岩原 「文久2(1862)年」 |
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旧堀金村の中心地堀金烏川の山沿いの集落が岩原である。岩原には5基の双体道祖神がある。その内の1基がこの岩原の道祖神で、岩原新屋の集落の外れ、県道25号線(山麓線)沿いの三叉路の端に西向きにまつられている。高さ120p、幅90pの石に長矩形の角を切り落とした八角形の彫りくぼみをつくり、その中に瓢(ふくべ)と盃を持つ男女の神を半肉彫りする。安曇野によく見られる、衣冠束帯姿で冠の後から尾のように纓(えい)が垂れた男神と、十二単姿で、頭上で髪を束ねてから肩先へ垂らしている女神の像で、男神の纓と女髪の垂髪が左右対称のようになっている安曇野よく見られる双体道祖神の抱擁祝言像である。 同じ形式の(5)本村西村の道祖神が顔も面長でこけしのような優美な姿であるのに対して、この像は男女神とも丸顔で、まなじりがやや釣り上がった、おちょぼ口で田舎風の親しみの持てる顔つきで、男神の冠や手や指なども大作りで、田舎風の親しみを感じさせてくれる道祖神である。碑の裏に「文久二年壬戌正月吉日 岩原新屋中」の銘と「当村石師千代吉」の石工名がある。岩原中村にも文久2(1862)年の抱擁祝言像がある。この像は(24)小室北村の道祖神とそっくりで小室北村の道祖神を彫った同じ石工の作と思われる。 |
2020.3.23撮影 ルリビタキ 古民家のある公園にて |
この公園にはまだルリビタキいました。 |
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以前のように、近くの枝にはとまってくれませんでした。 |
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雌もいましたが、逆光でした。 |
2020.3.23 道祖神50体(25) 永田の道祖神 |
長野県松本市島立永田 「弘化2(1845)年」 |
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祝言跪座像の道祖神の中で最も優れた像の一つが、松本市島立の永田の火の見櫓の下にあるこの像である。高さ150pほどの四角形の自然石に円形の彫りくぼみをつくり、提子(ひさげ)と盃を持った双神を半肉彫りしたものである。提子を持った女神は十二単衣で中腰でひざまずきながら男神を見つめている。男神は女神を引き起こそうとしているかのように手を引いている。男神の姿は(20)上竹田唐沢の道祖神などの帽子をつけた神官衣装と違って冠をつけた衣冠束帯姿である。天保8年銘の道祖神が南栗に嫁入りした後、建立された像である。 (3)島立町区の道祖神とともに松本を代表する化粧(彩色)道祖神である。ただ、この像の彩色は(3)の像と比べると雑で色が濁ったりはみ出たりしている。それももっともなことで、この道祖神を子どもの護り神として毎年二月に、子供たちが化粧しているからである。 <2月 13 日の夕方、子どもたちが道祖神の前に集まります。上級生は、リヤカーに太鼓をたたく下級生を乗せて、「チャンチャンリース、イオ」と囃しながら、東西南北の町会境まで回ります。直前の土曜日には、道祖神の前に集まって昨年の化粧を拭き取り、みんなが筆で新しく色を塗りました。以前は適齢期の娘さんが顔に化粧を施していたそうです、現在ではお母さんたちが行っているとのこと。少しずつやり方が変わりながらも、次世代に引き継いでいく年中行事です。>(平成25年3月30日の松本市公民館報) |
2020.3.21撮影 イカル・シメ・カシラダカ・陽光桜にメジロ 古墳のある公園にて |
イカルやシメはまもなく北の地や山へ去って行きます。 |
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カシラダカです。 |
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河津桜の花が散ったあと、ソメイヨシノが咲くまでの間、楽しませてくれるのが陽光桜です。 |
2020.3.18撮影 オシドリ 地元の山の池にて |
家庭の事情でこの頃全く野鳥を見に行っていません。空いた1時間を使って、地元の山の池へオシドリの撮影に行きました。10日ぶりの野鳥撮影です。 |
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岸辺の木の枝などにとまって羽づくろいしています。 |
2020.3.17 道祖神50体(23) 中波田原村の道祖神 |
長野県松本市波田中波田 「天保15(1844)年」 |
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松本市波田地区の中波田には(20)上竹田唐沢や(21)上波田の道祖神とよく似た像が2基ある。1基は(21)の像が盗まれた後、造立された像で、(20)と酷似した向き合うように横を向いている祝言跪座像である。そして、もう1基はこの像である。高さ95p、幅85pの自然石に円形の彫りくぼみをつくり、提子(ひさげ)と盃を持った(20)などの像と同じく若々しい顔の双神を半肉彫りしたものである。ただ、この像だけは両神とも座って盃事する。同じ石工の作と思われる(20)(21)より若々しく幼さが残る姿の像である。 |
2020.3.16 道祖神50体(22) 上波田の道祖神 |
長野県松本市波田上波田 「天保13(1842)年」 |
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高さ85p、幅60pの細長く下部が厚く上部が板状の自然石の上部いっぱいに円形の彫りくぼみをつくり、提子(ひさげ)と盃を持った双神を半肉彫りしたものである。(20)上竹田唐沢の道祖神とよく似た像で、同一石工の作と考えらる。上竹田唐沢のは互いに向き合うように横を向いているのに対して、この像は男神が正面を向き、女神が体を反らすようにして見上げていてる。上竹田唐沢の道祖神<弘化2年(1845年)の記年銘>より3年前の「天保13(1842)年」の作で、中波田からの嫁入り像である。 |
2020.3.9 道祖神50体(21) 上竹田唐沢の道祖神 |
長野県東筑摩郡山形村上竹田唐沢 「弘化2(1845)年」 |
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高さ100p、幅95p、厚さ40pの三角形の自然石の表面いっぱいに彫りくぼみをつくり、提子(ひさげ)と盃を持った双神を半肉彫りしたものである。提子を持った女神は十二単衣でひざまずきながら男神をじっと見つめている。折烏帽子をつけた神官衣装の男神は女神を引き起こそうとしているかのように手を引いている。男女とも初々しく美しい清楚な姿の像である。この像とよく似た祝言像は山形村上竹田に接する松本市波田地区にも3基あり、この地方の特色ある道祖神である。 「弘化二巳年(1845年)」の記年銘と「竹田村車屋中」の施主銘がある。唐沢川の水車で精米・製粉をしていた人が造立したものである。村や観光協会のホームページでは「車屋美人」道祖神として紹介している。 |
2020.3.7 チョウゲンボウ 近くの河川にて |
川の樋門の施設の屋根にチョウゲンボウがいました。1月11日にチョウゲンボウの雌を撮影した同じ施設の屋根です。 |
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5分ほど顔の向きを変えるだけてじっとしていたのですが、急に飛び立ちました。 |
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ただ、遠くへは行かずすぐに戻って、同じ施設の屋根の端にとまりました。 |
2020.3.6 ルリビタキ♀・桜にメジロ 山の上の桜園にて |
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ルリビタキは雌しか撮影できませんでした。雄はちらっと見ただけです。 |
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桜園入り口付近の早咲きの桜は五分咲きでが、1本の桜だけは八分咲きです。その桜にメジロが5羽ほどやってきて蜜を吸っています。メジロの嘴の周りは花粉でオレンジ色です。 |
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2020.3.5 オオタカ 近くの池にて |
すでにミコアイサは旅立つたことは知っていたのですが、ヨシガモでも写そうとミコアイサのいた近くの2つのため池を回りました。最初の池はハシビロガモやホシハジロが目立ったのですが、目的のヨシガモはいませんでした。 2つ目の池に車で近づいたとき、20羽ほどの鴨が突然飛び立ちました。ヨシガモかハシビロガモと思ったのですが、確認できませんでした。車を止めて対岸を見てみると、鴨を捕まえているタカを見つけました。どうやら、この鷹に驚いて飛び立ったようです。 |
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タカは水面にいる鴨を襲って、岸に上げようとしていました。襲われたカモは嘴からハシビロガモの雌と確認できました。 |
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タカは一瞬目の周りが黒いのでミサゴかなと思ったのですが、体下面は白くオオタカのようです。 |
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2020.3.4 道祖神50体(19) 上大池豆沢の道祖神 |
長野県東筑摩郡山形村上大池豆沢 「嘉永4(1851)年」 |
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高さ70p、幅66p、厚さ30pの立菱形の自然石に円形の彫りくぼみをつくり、肩を抱き合い握手する公家風衣装をまとった男女の神を半肉彫りした道祖神である。安曇野や松本市付近の双体道祖神は(1)下大池の道祖神や(6)矢原橋詰の道祖神など若々しい姿の道祖神が多いが、この像は渋い中高年風の顔で、村や観光協会のホームページでは「豆沢のじじばば」道祖神として紹介している。 男神が女神の親指を握っていることや女神の冠帽や男神の冠の甲など他の道祖神と違う点がいくつか見られる。特に女神の冠帽は変わった模様の角かくし風の冠り物である。男神の冠も巾子の部分がなければ山伏の頭巾(ときん)のように見える。いずれにしてもユニークな道祖神である。観光協会のホームページの写真を見ると、碑の左の端が大きく欠けてしまっている。(この画像は10年以上の前に撮影した写真をスキャンしたものである。) |
2020.3.3 オシドリ 地元の山の池にて |
地元の山の池へオシドリの撮影に行きました。久しぶりですが、オシドリはまだ多くいるようです。時々、池の端の木の下からオシドリの鳴き声が聞こえます。今日は、潜ったり、羽ばたいたり、追いかけっこをすることはなく、おとなしくなかなか池の真ん中には出てきません。30分ほど待つとようやく池の岸の木の下から10羽ほどのオシドリが出て来て対岸まで池を横断しました。岸の木にとまっているオシドリを近づいて移すと気配を感じたようで、また池を横断して元の岸の木の下に戻りました。 |
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2020.3.1撮影 桜にメジロ・チョウゲンボウ 山の上の桜園と近くの川にて |
山の上の桜園には河津桜以外にも早咲きの桜が咲いています。初めは河津桜と思っていたのですが、花が一重ではなく半八重に見えるので他の品種と思われます。この桜にも毎年メジロが蜜を吸いに来ます。 |
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桜園からの帰りに近くの川に寄りました。飛んでいるチョウゲンボウを見かけました。 |
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民家のテレビアンテナにしばらくとまっていました。 |
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