長岳寺奥の院道地蔵石仏 貞和5(1349)年 南北朝時代 |
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・奈良県天理市柳本町 | ||
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長岳寺奥の院は長岳寺から登山道を3.5qほど歩いた山の中にあり、鎌倉時代の優れた不動石仏がある。その奥の院へ行く登山道の道脇に、柳本墓地地蔵石仏とよく似た作風の地蔵石仏が置かれている。 高さ1mほどの花崗岩の自然石を船型の彫り窪みをつくり、蓮華座に坐す、宝珠と錫杖を持った地蔵菩薩を半肉彫りしたもので、貞和5(1349)の紀年銘がある。柳本墓地地蔵石仏や弥勒丘弥勒石龕仏とは30年ほど隔たっているが善教作風の濃い地蔵石仏である。近くには同じ作風の阿弥陀石仏もある。 |
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