三谷寝地蔵磨崖仏 延慶2年(1309) 鎌倉後期 | ||
・奈良県桜井市三谷 | ||
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奈良市都祁地区の藺生町から桜井市の小夫嵩方・三谷方面に抜ける旧道の藺生峠の林の中に阿弥陀磨崖仏と地蔵磨崖仏がある。高さ3mをこえる大きな花崗岩に阿弥陀と地蔵を彫ったものだが、石が割れて左の地蔵の方だけ転落して、横向きになっている。 120cmの船型を彫りくぼめ、錫杖と宝珠を持つ端正な像高102pの地蔵菩薩立像を半肉彫 りする。 地蔵は横になったままで、「ネンゾ(寝地蔵)」と呼ばれている。 左右の岩面に藺生(いう)の住人祐禅浄覚房が延慶2年(1309)造立した旨が刻まれ ている。 |
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