松本地蔵石仏 鎌倉時代後期 |
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・ 奈良県磯城郡田原本町松本396 | ||
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奈良盆地のほほ中央部、曽我川と飛鳥川に挟まれた集落、田原本町松本に鎌倉後期の地蔵石仏がある。集落の南にある松本寺の門の横の地蔵堂に安置されていて、花崗岩製。 高さ142pの船型光背を背負った像高92pの丸彫りに近い厚肉彫りの地蔵立像で、左手で宝珠を持ち、右手で太い柄の錫杖を斜めに持っている。頭光背には蓮華文をが刻まれ、納衣のしわも細かく丁寧に表している。光背上面と左右に地蔵の種子「カ」の月輪が五個、刻まれていて、本体と共に六地蔵を表している。穏やかな面相の六頭身の整った姿の地蔵石仏である。 |
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