福満寺地蔵石仏               永仁6(1298)年 鎌倉時代
・奈良県生駒市上町1573         
・アクセス ・近鉄けいはんな線「白庭台」駅下車。徒歩南東へ0.7q。

・第二阪奈道路「壱分」ランプより、国道168号線を北へ3.8q。「光明町」交差点を右折し、あすか野住宅地へ。白庭台丁目手前(「光明町」より約2.3q)で右折。東へ380m。
 福満寺は元は真言宗寺院。融通念仏宗に改宗し上村の檀那寺として信仰をあつめている。その福満寺の境内に永仁6(1298)年の紀年銘の持つ地蔵石仏がある。

 総高175pの像で、蓮華座を設けて、その上に船型光背を造り、表面に像高109pの、宝珠と錫杖を持った地蔵菩薩立像を厚肉彫りしたもので、整った像容で引き締まった顔の地蔵石仏である。七廻峠地蔵石仏なと鎌倉中期の地蔵石仏のようなと力強さないが、写実的で端正な地蔵石仏である。