宛ノ木石龕仏 地蔵石仏は鎌倉後期 |
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・奈良県生駒市小明町 | ||
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国道168号線の「南田原」交差点の南手前の東側の民家の横の小高いところに夫婦地蔵と呼ばれる二尊石龕仏がある。屋根石と側石を別石で築いた石龕の中に、地蔵と阿弥陀の二尊を安置している。地蔵は像高91p、来迎印の阿弥陀立像は74pと高さが一致していおらず、様式も違うので阿弥陀像は後世に追加したものと思われる。 地蔵は長方形の石材に半肉彫りで宝珠と錫杖を持つ地蔵菩薩立像を彫りだしたもので、頭光背を線彫りする。鎌倉後期の様式を示す。 |
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