修那羅の石神仏U

観音菩薩  観音菩薩は地蔵菩薩とともに現世利益を説く菩薩として庶民の信仰を集めている。修那羅の石神仏の多くは個人の祈願として奉納されたものが多く、女性や子どもの思いが込められている。修那羅には聖観音・千手観音・十一面観音など多くの像がある。特に目立つのは子どもを抱いた子育観音と思われる像である。子育地蔵と区別がつきにくいが、子育地蔵と同じように、亡き子どもの追善供養としてつくられたり、子宝に恵まれるように願ったり、子どもの無事成長を祈って奉納されたものである。
 子育観音   ブナ観音  子育観音  千手観音
拡大画像17KB  拡大画像19KB 拡大画像19KB 拡大画像20KB


 

武神  修那羅の石神の中には武人・武神と思われる像がいくつかあり、興味をひかれる。鉄砲や弓矢、刀をさした像、馬に乗った武人などバラエティに富んでいる。神名を刻されているものもあるが、ほとんどがどのような神かわからない。武具を持った四天王や仁王などの仏教の守護神とはまた、違った、現世利益的な修那羅独特の信仰の現れだろう。
  騎馬神    対神 鉄砲を持つ像
拡大画像17KB  拡大画像22KB 拡大画像21KB


その他  地蔵や観音以外には、仏教とつながる像は、密教山岳修験の流れを感じられる大日如来・不動明王・蔵王権現・摩利支天などが目立つ。
 しかし、地蔵をのぞくと、全体としては、神像系の石像が最も多い。鍬を持った神・蚕神など農業に関する神、鎌を持った神や腰神や腹神など病気に関する神、子宝と安産に関する神、修那羅では”金(かね)の神”としての色彩が強い金神など、さまざまな神像がある。
  金神    神農  蔵王権現
拡大画像20KB  拡大画像16KB 拡大画像18KB
魚を持つ神
拡大画像21KB

蚕神
拡大画像19KB


絵馬(人面獣身像)

拡大画像24KB

 

修那羅の石神仏