タル地蔵(十一面観音石仏)         明和5(1552)年
・奈良県生駒郡信貴畑     北緯34度37分6秒  東経135度40分53秒       
アクセス ・ 近鉄生駒線「平群」駅より平群町コミュニティバス西山間ルート(土日運休)乗車。「信貴畑集落センター」下車。

・ 自動車 第2阪奈道路「壱分」ランプを降りて国道168号線を南へ5q「三里」交差点を左折、西へ600m、図書館前の交差点を左折、県道250号線を南西へ2.3q
  
・ 信貴畑の辻に瓦葺きの覆堂があり、その中に総高142p、幅が43pの船型に、油樽の上の蓮華に立つ像高78pの十一面観音を半肉彫りした通称タル地蔵と呼ばれる珍しい石仏がある。

 顔や姿態の表現は優れているとは言えないが、頭上に2段に分けた9面とその上の化仏はしっかりと表している。灯明用の油が尽きないように、永代灯明を願って油樽の上に石仏を乗せたのであろう。