四国八十八カ所霊場石仏
(68番神恵院 阿弥陀如来) |
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・奈良県生駒郡平群町三里 北緯34度37分52秒 東経135度42分31秒 | ||
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・ 平群駅の東750m、矢田丘陵の麓の集落が三里である。三里の名は岩井・安明寺・中ノ宮の3村に由来し、一番北の集落が岩井である。その岩井の辻に地蔵堂があり、天和元年の地蔵石仏と天和2年の名号板碑とともに四国八十八カ所霊場石仏の阿弥陀座像が安置されている。 梨本阿弥陀堂や叶堂・春日神社などの四国八十八カ所霊場石仏と同じ形式で、基壇の上部に第六十八番と札所番号刻み、像の向かって右に讃州琴弾八幡、左に阿弥陀如来の刻銘がある。香川県観音寺市にある第六十八番の神恵院の本尊である。顔は梨本阿弥陀堂や春日神社の霊場石仏のような丸顔ではなく面長の整った顔である。顔の一部が書けているのが惜しい。 |
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