四国八十八カ所霊場石仏 (阿弥陀如来)(61番香園寺 大日如来) 江戸時代 |
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・奈良県生駒郡平群町梨本 北緯34度38分2秒、東経135度42分6秒 | ||
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・幼児のようなあどけない顔の薬師石仏や四国八十八ヶ所霊場66番の石仏がある梨本薬師堂の西70mの線路脇の小さな覆堂に地蔵石仏などとともに四国八十八ヶ所霊場石仏2体が安置されている。2体は梨本薬師堂の霊場石仏と同じ様式で、向かって左の像は大日如来で右の像は阿弥陀如来である。 大日如来像は香園寺という寺院の刻銘が確認でき、61番香園寺像であることがわかる。覆堂正面は狭い格子でおおわれ大きな前掛けをしているため、阿弥陀如来像はどこの霊場の石仏かわからない。平群町教育委員会発行の「奈良県生駒郡平群町石造文化財 平群谷」では60番となっているが60番横峰寺の本尊は大日如来である。機会があれば確かめたい。大きな前掛けのため、全容はかわからないが両像とも引き締まった整った顔の石仏である。 |
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