四国八十八カ所霊場石仏 (66番雲辺寺 十一面観音) 江戸時代 |
||
・奈良県生駒郡平群町梨本 北緯34度38分2秒、東経135度42分8秒 | ||
|
||
・ 薬師塚と呼ばれる古墳の前の薬師堂に幼児のようなあどけない顔の薬師石仏とともに四国八十八ヶ所霊場の石仏が安置されている。方形の基壇の上に舟形の光背を背負い蓮華座に坐す十一面観音を厚肉彫りしたものて、基壇に66番の札所番号と奉納者、像の左右に像名の十一面観音と寺院名の雲辺寺の刻銘がある。 丸顔の穏やかな顔で蓮華や納衣の襞や衣紋・化仏など丁寧に彫られた観音像である。なお、四国霊場66番雲辺寺の本尊は千手観音座像で、十一面観音ではない。 |
||