東勢野墓地七観音石仏      正徳4(1714)年 江戸時代
・奈良県生駒郡三郷町勢野東6丁目      北緯34度36分18秒、東経135度42分21秒             
アクセス ・ 近鉄生駒線「勢野北口」駅より南東へ徒歩6分。

・ 自動車 西名阪道「法隆寺」ICを降り北へ2.1q「法隆寺東」交差点を左折、国道25号線を西へ約2q「龍田大橋」交差点を直進し、県道195号線を南西へ1q「勢野北」交差点を左折県道194号線に入り315m。  または、第2阪奈道路「壱分」ランプを降りて国道168号線を南へ6.9q、「椿井」交差点を直進し県道194号線に入り南へ1.15q
  
・ 勢野墓地は古くからの共同墓地で県道194号線を挟んで東西に分かれている。東勢野墓地はこの地方最大の墓地で、入り口には七観音が安置されている。六観音は六道抜苦を求めて六地蔵と同じように墓地入口に安置されることがよくあるが七観音は珍しい。

 花崗岩の総高160pから167pの舟形光背を背負った、半肉彫りの像高118p前後の像で、聖観音・千手観音・馬頭観音・十一面観音・如意輪観音・准胝観音・聖観音で不空羂索観音ではなく聖観音が2体となっている。江戸時代の正徳4(1714)年の記年銘がある。