岩井の井戸の磨崖仏 天正5(1581) 桃山時代 |
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・奈良県生駒郡平群町三里 北緯34度37分52秒 東経135度42分35秒 | ||
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・ 平群駅の東750m、矢田丘陵の麓の集落が三里である。三里の名は岩井・安明寺・中ノ宮の3村に由来し、一番北の集落が岩井である。その岩井にある念仏寺のすぐ北側に清水の湧く井戸があり、その井戸の脇の岩に磨崖仏が彫られている。 高さ97p、幅155pの横長の岩に、高さ42p、幅50pの方形の彫り込みをつくり、その中に像高40pの来迎印の阿弥陀立像を半肉彫りしたもので、2体の間に「天正九(1581)年辛巳十月十五日」の銘があり、 桃山時代の作であることがわかる。方形の彫り込みの上に月輪2個『「キリーク(阿弥陀)」と「バク(釈迦)」』を刻む。方形の彫り込みの右に同じ作風の阿弥陀立像が彫られている。 |
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