南畑墓地十三仏板碑         貞享3(1686)年
・奈良県生駒郡三郷町信貴南畑1丁目    北緯34度36分18秒、東経135度39分58秒             
アクセス ・ JR大和路線「王寺」駅または近鉄生駒線「信貴山下」駅より奈良交通「信貴山門」行きバス乗車「信貴山門」下車、徒歩5分。
・ 近鉄信貴山線「信貴山口」下車、ケーブルに乗り換え「高安山」下車。近鉄バスで「信貴山門」へ。徒歩10分。

・ 自動車 西名阪道「法隆寺」ICを降り北へ2.1q「法隆寺東」交差点を左折、国道25号線を西へ約2q「龍田大橋」交差点を左斜め前方にすすみ、南西へ0.7q「三室」交差点を右折、県道236号線を西へ4.5q。旅館十三屋前を斜め左に進み、南畑集落センター手前を左折15m。
 または、第2阪奈道路「壱分」ランプを降りて国道168号線を南へ、「椿井」交差点を直進し県道194号線に入り、「勢野」交差点を右折、県道236号線を西へ3.8q。旅館十三屋前を斜め左に進み、南畑集落センター手前を左折15m。
  
・ 信貴山朝護孫子寺の南の大門池を挟んだ旅館や土産物店が立ち並ぶ一帯は三郷町信貴山西で、その南に南畑の集落がある。その集落の墓地に鎌倉末期の五輪塔と共に江戸時代の十三仏板碑がある。

 高さ155p、下幅51pの舟形の板碑で蓮華座にのる像高15pの像容13諸仏を半肉彫りであらわしたもので、他の江戸時代の十三仏板碑の像と比べると厚肉で写実的な表現の優れた十三仏板碑である。下面に貞享3(1686)年の年紀とともに「奉造立十三仏尊像 施主逆修講中」の刻銘がある。