久安寺道の薬師石仏 室町時代 | ||
・奈良県生駒郡信貴畑 北緯34度37分10秒、東経135度40分59秒 | ||
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・ 久安寺は、信貴畑の北西、信貴フラワー道路の東の、山の中の集落で、谷を隔てて南北に分かれている。久安寺の北の集落(北垣内)の南端に瓦葺き薬師堂があり、その中に薬師石仏が安置されている。 高さ170p、幅112p、厚さ50pの黒褐色の生駒石の自然石の表面を磨いて、下面に蓮華座を線彫りして、その上に高さ130pの二重円光背の彫り窪めをつくり、その中に像高120pの如来座像を半肉彫りしたもので、右手は施無畏印、左手で薬壺を持つ薬師如来である。半肉彫りと言ってもあまり立体感はなく、平板な表現となっている。納衣衣紋や肉付けは形式的で、親しみやすい風貌の薬師石仏である。 |
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