成福院石室十三仏 文明11(1479)年 | ||
・奈良県生駒郡平群町信貴山 北緯34度36分35秒、東経135度40分12秒 | ||
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・ 成福院は朝護孫子寺の塔頭の一つで「如意融通宝生尊(融通さん)」を祀る。石室十三仏は元は仁王門の近くの成福院墓地にあったもので、現在は境内の庭に置かれている。 板石の上に三枚の板石を立てて、上に唐破風の屋根を乗せて石室としたもので、奥壁には中央に梵字「ア」を刻み、その左右上下に、虚空蔵・阿しゅく・大日・阿弥陀の各像を浮き彫りにしている。左の壁には観音・勢至・薬師・弥勒の4像と僧形像、右の壁には地蔵・普賢・文殊・釈迦・不動を配置している。梵字「ア」と僧形像が加えられた十三仏である。石室の総高は103p、奥行き67pで各像の像高は約19pで、十三仏としては奈良県最古の文明11(1479)年の刻銘がある。 |
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