法輪寺地蔵石仏               鎌倉後期
・奈良県生駒郡斑鳩町三井      北緯34度37分21秒、東経135度44分21秒                
・アクセス JR大和路線「法隆寺駅」より北へ徒歩30分。または法隆寺駅前より「法隆寺門前」行きバス乗車「中宮寺前」下車徒歩15分 
自動車  西名阪道「法隆寺IC」から北へ3.6q。
             
・ 斑鳩の北の端、三井(みい)の里にある法輪寺は、 山背大兄王の創建とも伝えられ、再建された飛鳥様式の三重塔や飛鳥時代の仏像で知られた古寺である。その法輪寺境内の北の端に地蔵堂があり、鎌倉後期の地蔵石仏が安置されている。

 高さ137pの船型光背を背負った、蓮華座の上に立つ像高96pの地蔵菩薩を厚肉彫りしたもので、右手で錫杖を体の前で斜めに持ち、左手で宝珠を持つ。切れ長の目で、 端正な姿の像で、柏原市青谷の地蔵石棺仏と同じ作者と思われる。