喜光寺稚児文殊石仏

 西釈迦初転法輪像の向かって左には基壇を設けて150体程の石仏が安置されている。

 上段の右端に置かれているのが、獅子の上に半跏で座って膝の上でお経を開いている稚児姿の像である。稚児姿で半跏で座って膝の上でお経を開いているのは一般に稚児普賢である。しかし、この像は稚児普賢のように象に乗るのではなく獅子に乗っているので稚児文殊と考えられる。(一般的な稚児文殊は宝剣や如意棒を持つ。)

 寺のHPではこの象を「文殊菩薩騎獅像(経よみの文殊)」として紹介している。