高井田十三仏板碑  慶安5年(1653)
・大阪府柏原市高井田     北緯34度34分18秒、東経135度38分5秒             
アクセス ・ JR大和路線「たかいだ」駅下車西200m    

・ 自動車  西名阪高速道路「藤井寺IC」下車、東へ3km、国分本町で左折、国富橋をわたり、国富橋北詰よりすぐ。
  
 JR大和路線「たかいだ」駅から西へ細い道を200mほど行ったところに、高井寺がある。その寺の南側の塀に接して石仏が数体並んでいる。その中に大きな長方形の平板な石材に彫られた阿弥陀石仏がある。石棺の蓋石、または棺台石を使った藤原時代の石棺仏である。

 その石棺仏の並ぶ石仏の中に江戸時代の十三仏板碑がある。高さ97p、幅37pの船型の板碑で虚空蔵菩薩と二列六段で十二仏を板碑いっぱいを使って半肉彫りしたものである。「慶安五年十月十五日 高井田村逆修一結衆造立」の銘があり、この村の信徒が、死後の供養のため江戸時代初期の慶安5年(1653)に造立したことがわかる。