輿山往生院惣墓十三仏板碑 室町後期 | ||
・奈良県生駒市有里町 北緯34度40分8秒、東経135度42分12秒 | ||
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・南生駒駅の西北に見える丘が生駒六郷の惣墓、輿山惣墓である。その惣墓の丘頂に往生院がある。往生院には関西様式の宝篋印塔としては最古の正元元(1259)年の紀年銘を持つ宝篋印塔や鎌倉時代の五輪塔、五輪卒塔婆など多くの中世の石造物がある。 往生院の北にある墓地には種子で表した十三仏板碑が2基あり、その内の1基は珍しい形式である。高さ116p・幅48pの船型の板碑で、表面枠取り内に天蓋を飾って、下面に蓮華座上月輪内に十三種子を刻む。その下に地蔵・阿弥陀座像を半肉彫りしている。その左右に「西念逆修 妙性逆修」の刻銘があり、夫婦が自己の供養として造立したと考えられる。 |
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